保険の白い歯と自費セラミックの違いは?費用・見た目・寿命を徹底比較で後悔しない選び方

      2025/10/14

「銀歯は見た目が気になるけれど、自費のセラミックは高そうで手が出ない…」
「保険適用でできる白い歯って、実際のところどうなんだろう?」

虫歯治療や古い差し歯の交換を前に、このようなお悩みをお持ちの方は少なくありません。
歯科医院で保険と自費の選択肢を提示されても、違いがよく分からず、判断に迷ってしまいますよね。

この記事では、そんなお悩みを解決するために、保険適用の白い歯と自費のセラミックについて、費用・見た目・耐久性などを徹底的に比較解説します。

 

まずは基本から!保険診療と自費診療の根本的な違い

白い歯の比較に入る前に、まずは「保険診療」と「自費診療」の基本的な考え方の違いを理解しておきましょう。
この2つの目的は、実は大きく異なります。

保険診療の目的は、病気の治療として国が定めた最低限の機能(噛むなど)を回復させることです。
そのため、使用できる材料や治療方法に厳しいルールが設けられています。
一方で、自費診療は機能回復はもちろんのこと、見た目の美しさや快適性、より長持ちする材料など、患者様一人ひとりのご要望に応じた質の高い治療を提供することを目的としています。

項目

保険診療

自費診療

目的

機能回復(最低限)

機能回復 + 審美性・快適性の向上

費用

安い(1〜3割負担)

高い(全額自己負担)

材料

国が定めた材料のみ

最新の高品質な材料を選択可能

治療法

国が定めた方法のみ

最先端の治療技術を選択可能

見た目

機能優先(銀歯など)

天然の歯に近い自然な美しさを追求

精密さ

制限がある

高い精度を追求できる

【保険適用】白い歯の種類と費用、知っておくべき注意点

 

「できるだけ費用を抑えて、歯を白くしたい」という方にとって、保険診療は非常に魅力的な選択肢です。
現在、保険適用で選べる白い歯には、主に「CAD/CAM冠」という被せ物と、「コンポジットレジン」という詰め物があります。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

 

主流はこれ!CAD/CAM冠(キャドキャムかん)のメリット・デメリット

CAD/CAM冠は、ハイブリッドセラミックというプラスチックとセラミックを混ぜ合わせたブロックを、コンピューターで設計し、機械で削り出して作られる白い被せ物です。
以前は適用範囲が限られていましたが、近年では多くの歯に使えるようになっています。

 

項目

詳細

費用相場

約5,000円〜9,000円(3割負担の場合)

適用部位

前歯、小臼歯、第一大臼歯(条件付きで第二大臼歯も)

メリット

- 費用が安い

- 金属アレルギーの心配がない

- 銀歯に比べて見た目が良い

デメリット

- 時間の経過で変色しやすい

- セラミックに比べて強度が低く、割れることがある

- 汚れ(プラーク)が付着しやすい

特に知っておきたいのは、プラスチック素材のため水分を吸収しやすく、数年で黄ばんでくる可能性がある点です。
また、強い力がかかる奥歯では、欠けたり割れたりするリスクがセラミックよりも高くなります。

 

小さな詰め物ならコンポジットレジン

コンポジットレジンは、ペースト状の歯科用プラスチックを虫歯を削った部分に直接詰め、特殊な光を当てて固める治療法です。
比較的小さな虫歯の治療に適しています。

項目

詳細

費用相場

約1,500円〜3,000円(3割負担の場合)

適用部位

前歯から奥歯まで、比較的小さな虫歯

メリット

- 費用が非常に安い

- 治療が1日で完了する

- 歯を削る量を最小限にできる

デメリット

- 時間の経過で変色しやすい

- 強度が低く、すり減ったり欠けたりすることがある

- 大きな虫歯には適用できない

こちらもCAD/CAM冠と同様にプラスチックが主成分のため、コーヒーやカレーなどの色の濃い飲食物で着色しやすいという特徴があります。

 

【自費診療】セラミックの種類と費用

費用はかかっても、見た目の美しさや長期間の使用にこだわりたい方には、自費診療のセラミック治療がおすすめです。
セラミックは「陶材」のことで、天然の歯に近い透明感と色調を再現できるのが最大の魅力といえるでしょう。

代表的なセラミックの種類と特徴(オールセラミック、ジルコニアなど)

自費診療で使われる代表的なセラミックには、以下のようなものがあります。

種類

特徴

費用相場(1本)

オールセラミック

全てセラミックでできており、最も透明感が高く美しい。前歯など見た目が重要な部分に最適。

8万円〜15万円

ジルコニアセラミック

人工ダイヤモンドとも呼ばれる非常に硬い素材。強度が高く、奥歯など強い力がかかる部分に適している。

12万円〜18万円

メタルボンド

内側が金属で、外側をセラミックで覆った構造。強度が高いが、歯ぐきが黒ずむリスクがある。

8万円〜12万円

一目でわかる比較表|保険の白い歯 vs 自費セラミックで後悔しない選択を

保険の白い歯(CAD/CAM冠)と自費のセラミック(オールセラミック)で、どのような違いがあるのかを比較してみましょう。

 

比較項目

保険の白い歯(CAD/CAM冠)

自費のセラミック

費用

◎ 安い(約5,000円〜)

△ 高い(約10万円〜)

見た目の美しさ

△ 白いが透明感に欠け、プラスチック感がある

◎ 天然歯に近く、透明感があり非常に美しい

耐久性・寿命

△ 割れたり欠けたりしやすい(寿命:約5〜7年)

◎ 非常に硬く、長持ちする(寿命:約10年以上)

変色のしやすさ

× 変色しやすい(経年で黄ばむ)

◎ 変色しにくい

適合精度

△ 比較的隙間ができやすく、二次虫歯のリスクあり

◎ 精密に作製でき、二次虫歯のリスクが低い

金属アレルギー

◎ 心配なし

◎ 心配なし(メタルボンドを除く)

このように、費用面では保険診療が圧倒的に有利ですが、見た目の美しさや長期的な耐久性、虫歯の再発リスクなどを考慮すると、自費のセラミックに軍配が上がります。

 

白い歯治療に関するよくある質問(Q&A)

ここでは、患者様からよくいただく質問にお答えします。

  1. Q. 保険の歯はどれくらいで黄ばんできますか?
    • A. 個人差や食生活にもよりますが、一般的に2〜3年で色の変化を感じ始める方が多いようです。
    • 特にコーヒーや紅茶、ワインなどをよく飲まれる方は、着色が早まる傾向にあります。
  2. Q. 治療期間はどれくらい違いますか?
    • A. 治療期間自体に大きな差はありません。
    • どちらも型取りから装着まで、通常2〜3回の通院で完了します。
  3. Q. 銀歯を白い歯に交換する場合の費用は?
    • A. 銀歯を外す費用や、その下の虫歯治療が必要かどうかで費用は変わります。
    • 新たに入れる歯の費用に加えて、数千円程度の追加費用がかかるのが一般的です。

【まとめ】納得のいく選択で、自信の持てる笑顔を手に入れましょう

保険の白い歯と自費のセラミックには、それぞれ優れた点と注意すべき点があります。
どちらか一方が絶対的に良いというわけではなく、何を優先するかによって最適な選択は変わってくるのです。
最も大切なことは、それぞれの違いを正しく理解し、ご自身が納得できる治療法を選ぶことに他なりません。

そのためには、信頼できる歯科医師に相談し、ご自身の希望や不安をしっかりと伝えることが不可欠です。
専門家のアドバイスを参考にしながら、後悔のない選択をして、自信を持って笑える素敵な口元を手に入れてください。

 

樟葉で白い歯の相談なら実績豊富なたかぎ歯科クリニックへ

大阪府枚方市、樟葉駅周辺で白い歯の治療をご検討中なら、ぜひたかぎ歯科クリニックにご相談ください。
当クリニックは、保険診療から自費のセラミック治療まで幅広く対応しています。


費用や期間のご希望はもちろん、ライフスタイルや治療への不安など、どんな些細なことでもお聞かせください。
患者様一人ひとりに寄り添い、最適な治療計画を一緒に考えさせていただきます。

お買い物ついでにも立ち寄りやすい、くずはモール内にございます。
白い歯に関するご相談だけでも構いませんので、どうぞお気軽にご来院ください。

 

 



医療法人たかぎ歯科クリニック:https://www.takagi-dc.jp/

〒573-1121 大阪府枚方市楠葉花園町15-1 くずはモール本館1F
電話:072-855-4618

交通アクセス
電車でお越しの方:
京阪本線「樟葉駅」改札出て正面のくずはモール本館へ

PAGE TOP