セラミック治療=高い? 実はコスパがいい理由とは

      2025/02/20

セラミック治療は本当に高いのか?

枚方市楠葉の歯医者、たかぎ歯科クリニックで銀歯とセラミック治療のコスト比較について解説

「セラミック治療は高い」というイメージを持っている方は多いのではないでしょうか?
保険適用の銀歯に比べると、確かにセラミックの治療費は高く感じるかもしれません。しかし、長期的に見たとき、セラミックはむしろコストパフォーマンスが良い選択肢であることをご存じでしょうか?

この記事では、銀歯や保険適用の白い詰め物(コンポジットレジン)とセラミックの違いや、それぞれの耐久性、健康への影響、総合的なコストについて詳しく解説し、最適な選択肢を見つけるお手伝いをします。

 

銀歯・コンポジットレジン・セラミックの比較(コストと耐久性)


銀歯の特徴とデメリット

枚方市楠葉の歯医者、たかぎ歯科クリニックで銀歯とセラミック治療のコスト比較について解説

銀歯は、保険適用の治療として広く利用されていますが、いくつかのデメリットが存在します。

むし歯の再発リスクが高い
銀歯は歯にセメントで接着されますが、経年劣化により少しずつ隙間ができやすくなります。
この隙間に細菌が侵入すると、詰め物の下でむし歯が進行してしまいます。

金属アレルギーのリスク
銀歯にはパラジウムやニッケルなどの金属が含まれており、長年使用することで金属アレルギーを引き起こす可能性があります。

見た目の問題
銀歯は口を開けたときに目立ちやすく、特に笑ったときに気になることがあります。

耐久性と再治療の必要性
銀歯の耐用年数は平均5〜10年といわれています。
経年劣化により詰め物が浮いてしまうことがあり、その結果、再治療が必要になるケースが多いです。

 

コンポジットレジンの特徴

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保険適用のコンポジットレジン(白い詰め物)は、比較的安価で見た目も自然なため、選ばれることが多い治療法です。

費用が抑えられる
保険適用のため、銀歯よりも安価で白い詰め物が可能です。

ある程度の審美性がある
銀歯よりも自然な見た目になりますが、セラミックほどの透明感や色調の再現は難しいことがあります。

耐久性の課題
コンポジットレジンは経年劣化しやすく、摩耗や着色が起こることがあります。特に噛み合わせの強い部分では、欠けやすいというデメリットもあります。

 

セラミックのメリット

枚方市楠葉の歯医者、たかぎ歯科クリニックで銀歯とセラミック治療のコスト比較について解説

一方、セラミック治療には以下のようなメリットがあります。

むし歯の再発リスクが低い
セラミックは歯としっかり密着するため、隙間ができにくく、細菌の侵入を防ぎます。
そのため、むし歯の再発リスクが低くなり、再治療の回数が減ります。

金属アレルギーの心配がない
セラミックは金属を一切使用しないため、金属アレルギーのリスクがありません。

見た目が自然で美しい
セラミックは天然の歯に近い透明感があり、自然な見た目を維持できます。

耐久性が高く、長期間使用できる
セラミックの耐久性は非常に高く、適切なケアをすれば10年以上使用できることも珍しくありません。

 

再治療のリスクとコスト

銀歯は一般的に5年ごとにやり直しが必要になると言われています。これにはいくつかの理由があります。


経年劣化による隙間の発生

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銀歯は「金銀パラジウム合金」という金属で作られており、時間が経つと劣化し、変形しやすい性質があります。
特に、銀歯は熱の影響を受けやすく、温かいものや冷たいものを口にするたびに微細な膨張・収縮を繰り返します。
この膨張・収縮によって歯との接合面に隙間が生じることがあります。

また、保険診療では使用できる接着剤が限られており、強固に接着しにくい点も隙間ができやすくなる一因です。
隙間ができると、その部分に細菌が入り込み、むし歯が再発しやすくなります。

 

むし歯の再発率

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銀歯の下でむし歯が再発するケースは少なくありません。その理由の一つが、銀歯と歯の間にできる隙間です。
むし歯菌がこの隙間に侵入すると、外からは見えない部分でむし歯が進行してしまい、気づいたときにはかなり進行していることもあります。

さらに、保険診療では診療報酬の関係上、短時間での治療が求められるため、詰め物の精度を高めるためにじっくりと時間をかけることが難しい傾向があります。このため、接着面の処理が不十分になりやすく、結果として銀歯の下でむし歯が再発しやすくなるのです。

一方、セラミックは金属ではないため、膨張・収縮による変形がほとんどなく、接着剤の選択肢も広いため歯との密着性が高いです。
そのため、隙間ができにくく、むし歯の再発リスクが低くなります。

セラミックは耐久性が高く、適切なケアを行えば10年以上持つことが多いです。
そのため、再治療の回数が少なく済み、結果的にコストが抑えられることになります。

 

銀歯とセラミックの総コスト比較

初期費用だけを見れば、銀歯は保険適用で安価に治療できますが、長期的に見ると以下のような違いが出てきます。


銀歯の治療サイクルとコスト

例えば、奥歯に銀歯を入れた場合、5〜10年ごとに再治療が必要になるとします。
20年間で3〜4回の再治療を行うことになり、そのたびに治療費がかかります。
また、歯を削る量が増えることで歯の寿命が短くなり、最終的に抜歯やインプラント治療が必要になるケースもあります。

銀歯の治療費(1回):約5,000〜10,000円(保険適用)
20年間での再治療回数:3〜4回
総コスト:15,000〜40,000円
最終的にインプラント治療(1本約30〜40万円)が必要になる可能性も
抜歯後のブリッジ治療(1本約7〜15万円)や部分入れ歯(約5〜10万円)の追加費用

最終的に、銀歯によって歯を失い、インプラントやブリッジが必要になると、総額は数十万円以上になる可能性があります。

 

セラミックの治療サイクルとコスト

一方、セラミック治療の場合、適切なケアをすれば10年以上持つことが多いため、再治療の回数が少なくなります。

セラミックの治療費(1回):約60,000〜150,000円(自由診療)
20年間での再治療回数:1回程度
総コスト:60,000〜150,000円
抜歯リスクが低いため、インプラントの可能性が低くなる

このように、初期費用こそ銀歯の方が安いですが、長期的に見ると、セラミックの方が再治療のコストを抑えられる可能性があります。

 

歯の寿命とトータルコスト

枚方市楠葉の歯医者、たかぎ歯科クリニックで銀歯とセラミック治療のコスト比較について解説

銀歯は再治療を繰り返すことで歯の寿命を縮めるリスクがあります。
むし歯が再発するたびに歯を削るため、最終的に抜歯が必要になるケースが少なくありません。
一方、セラミックは歯との適合性が高く、むし歯の再発リスクが低いため、歯を長く健康に保つことができます。
結果として、抜歯やインプラント治療のリスクを減らすことができるのです。

 

まとめ:コストだけでなく将来の健康も考慮する

枚方市楠葉の歯医者、たかぎ歯科クリニック

銀歯は保険適用で安価に治療できますが、再治療の頻度が高く、長期的には費用がかさむ可能性があります。
また、むし歯の再発や抜歯のリスクも高まります。
一方、セラミックは初期費用は高いものの、長持ちしやすく、再治療のリスクが低いため、結果的にコストパフォーマンスが良い治療法といえます。

当院では、費用面でセラミックを諦めている方にも選択肢を提供できるよう、保険適用の強化プラスチック(コンポジットレジン)による白い詰め物にも対応しております。
まずはご自身の歯の状態に合った最適な治療法を知るために、お気軽にご相談ください。

 



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