歯のクリーニングは保険適用?料金・条件・自費との違いを徹底解説!
2025/10/07
歯のクリーニングに興味はあるものの、「自費で高そう」「歯医者さんは虫歯じゃないと行きづらい」といった不安から、一歩踏み出せない方も多いかもしれません。
この記事では、そんなあなたの疑問や不安を解消します。
保険が適用される歯のクリーニングの具体的な条件や料金から、自費との違い、そして後悔しない歯科医院の選び方まで、専門的な情報を分かりやすく解説いたしました。
最後まで読めば、あなたにぴったりのケア方法が見つかり、安心して歯科医院へ相談できるようになるでしょう。
歯のクリーニングは「治療目的」なら保険適用になる
歯のクリーニングは、歯科医師が「治療目的」と判断した場合に限り、健康保険が適用されるのです。
つまり、単に「歯をきれいにしたい」という美容目的ではなく、お口の病気を治すための医療行為と見なされる必要があります。
以降の章で、どのような場合が「治療目的」にあたるのか、詳しく見ていきましょう。
保険が使えるケース:歯周病や歯肉炎の治療
保険が適用される最も代表的なケースが、歯周病や歯肉炎の治療です。
歯茎が腫れていたり、歯磨きのときに出血したりする症状があれば、それは治療が必要なサインかもしれません。
歯科医師が診察し、歯周病や歯肉炎と診断した場合、その治療の一環として行われる「歯石取り」は保険適用となります。
自分では取れない硬い歯石を除去することは、お口の健康を取り戻すための重要なステップです。
保険が使えないケース:予防や審美(見た目)目的
一方で、お口に特に問題がなく、予防や見た目をきれいにすることが目的の場合は保険適用外となります。
「もっと歯を白くしたい」というホワイトニングは自費診療の範囲です。
こうした場合、PMTCやエアフローといった専門的なクリーニングメニューが用意されています。
【料金・内容・頻度】保険適用の歯のクリーニングを丸ごと解説
保険を使ってクリーニングを受ける場合、具体的にどのくらいの費用で、どのようなことをするのでしょうか。
ここでは「料金」「内容」「頻度」の3つのポイントに絞って、詳しく解説いたします。
事前に知っておくことで、安心して受診できるようになるはずです。
自己負担額は3割負担で3,000円〜4,000円が目安
保険適用のクリーニングにかかる費用は、3割負担の場合で総額3,000円から4,000円程度が一般的な目安です。
ただし、この金額はあくまで目安であり、初診か再診か、レントゲン撮影などの検査の有無によって変動します。
安心して治療を受けるためにも、費用について不明な点があれば、事前に歯科医院へ確認することをおすすめします。
項目 |
費用目安(3割負担) |
備考 |
初診料 |
約2,500円~3,000円 |
レントゲン撮影や検査などを含む場合 |
再診料 |
約1,000円~1,500円 |
2回目以降の受診時 |
歯石除去 |
約2,000円~4,000円 |
歯の本数や歯石の量による |
合計(初診時) |
約3,000円~4,000円 |
あくまで一般的な目安 |
主な内容は歯周病検査と「歯石取り(スケーリング)」
保険適用のクリーニングでは、まずお口の状態を確認するための検査から始まります。
具体的には、歯周ポケットの深さを測ったり、歯茎からの出血をチェックしたりするのです。
そして、治療のメインとなるのが「スケーリング」と呼ばれる歯石取りです。
スケーラーという専用の器具を使い、歯の表面や歯周ポケットに付着した歯石を丁寧に取り除いていきます。
通える頻度は6ヶ月〜1年に1回が一般的
保険適用のクリーニングは治療行為のため、受けられる頻度には目安があります。
一般的には、6ヶ月から1年に1回程度のペースで受けることが推奨されています。
歯周病の状態が特に悪い場合は、より短い間隔での通院が必要になることもあります。
もし「毎月通ってきれいな状態を維持したい」というご希望があれば、それは自費のクリーニングで対応することになるでしょう。
保険と自費のクリーニング、どっちがいい?5つの違いを徹底比較
「結局、私にはどっちが合っているの?」と迷う方も多いでしょう。
そこで、保険と自費のクリーニングの違いを5つのポイントで比較表にまとめました。
それぞれのメリット・デメリットを理解することで、あなたにとって最適な選択が見えてきます。
コストパフォーマンスを考えながら、ご自身の希望と照らし合わせてみてください。
比較ポイント |
保険クリーニング(治療) |
自費クリーニング(予防・審美) |
目的 |
歯周病や歯肉炎の治療 |
虫歯・歯周病の予防、着色除去、美しさの向上 |
料金 |
安い(3割負担で3,000円~) |
高い(全額自己負担で5,000円~20,000円程度) |
内容 |
歯石取りが中心 |
歯石取りに加え、専用機器での徹底的な清掃や着色除去 |
時間 |
短時間(1回あたり30分程度) |
比較的長い(1回あたり60分程度かけることも) |
仕上がり |
歯石が取れて衛生的になる |
歯がツルツルになり、本来の白さや光沢が戻る |
【目的別】あなたに合うのは保険?それとも自費?
前の章の比較を参考に、あなたの目的に合わせてどちらのクリーニングが合っているかを見ていきましょう。
費用を重視するのか、それとも仕上がりの美しさを求めるのかで、選ぶべき道は変わってきます。
こんな方におすすめ |
保険クリーニング |
自費クリーニング |
とにかく費用を抑えたい |
◎ |
△ |
歯茎の腫れや出血が気になる |
◎ |
〇 |
長年の歯石を一度きれいにしたい |
〇 |
〇 |
コーヒーやタバコの着色を落としたい |
× |
◎ |
歯をツルツルにして爽快感を得たい |
△ |
◎ |
定期的に通って美しさを維持したい |
△ |
◎ |
費用を抑えて歯周病をケアしたいなら「保険クリーニング」
「まずは費用を抑えたい」「歯茎から血が出るのが気になる」という方には、保険クリーニングが最適です。
歯周病は自覚症状なく進行することが多いため、早期に治療を始めることは非常に重要になります。
保険適用で定期的にケアをすることは、将来的に高額な治療費がかかるのを防ぐための賢い自己投資とも言えるでしょう。
着色を落として自信の持てる口元にしたいなら「自費クリーニング」
「コーヒーの着色が気になる」「マスクを外した時に見える歯をきれいにしたい」といった美容への関心が高い方には、自費クリーニングをおすすめします。
PMTCやエアフローといった施術では、歯の表面の汚れを徹底的に除去し、ツルツルで光沢のある仕上がりを実感できるでしょう。
大阪府枚方市樟葉にあるたかぎ歯科クリニックでは、ワンコインで試せるホワイトニングを提供しており、自信の持てる笑顔への第一歩となるはずです。
歯のクリーニングで後悔しない!歯科医院に行く前のQ&A
クリーニングを受けたいと思っても、「歯科医院でどう伝えればいいの?」「こんなこと聞いてもいいのかな?」と不安に感じるかもしれません。
ここでは、よくある質問をQ&A形式でまとめました。
事前に疑問を解消して、安心して歯科医院のドアを叩きましょう。
Q1.「クリーニングだけお願いします」と伝えても大丈夫?
- はい、問題ありません。
予約の際に「歯のクリーニング希望です」と伝えて大丈夫です。
ただし、初診の場合はまずお口全体のチェックや検査から始まります。
その上で、保険適用になるか、自費診療が適切かを歯科医師が判断し、説明してくれる流れが一般的です。
「まずは保険でできる範囲でお願いしたい」と希望を伝えるのも良い方法です。
Q2. ヤニ取りは保険適用になる?ならない?
- ケースバイケースです。
原則として、タバコのヤニ取りは見た目をきれいにする審美目的のため、自費診療となります。
しかし、ヤニの付着がひどく、歯周病の診断や治療の妨げになっていると歯科医師が判断した場合には、治療の一環として保険適用になる可能性もあります。
最終的な判断は診察してみないと分かりませんので、まずは歯科医師に相談してみましょう。
まとめ
この記事では、歯のクリーニングの保険適用について詳しく解説しました。
重要なポイントは、歯周病などの「治療目的」であれば保険が適用され、「予防や審美目的」では自費になるという点です。
どちらが良い・悪いということではなく、ご自身の目的や予算に合わせて最適な方法を選ぶことが大切になります。
まずは信頼できる歯科医院を見つけ、専門家である歯科医師に相談することから始めてみてはいかがでしょうか。
この記事が、あなたが健康で自信に満ちた口元を手に入れるための一助となれば幸いです。
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